子どものたらこ・明太子は何歳から?初めて食べさせる時に注意すべきこと

子どものたらこ・明太子は何歳から?初めて食べさせる時に注意すべきこと

タンパク質豊富で栄養たっぷりな食材「たらこ」。白いご飯やパスタ、何にでも合うたらこは大人はもちろん子どもも大好きな食べ物のひとつです。

しかし生ものであること、塩分が多いことなどから「子どもに与えるのは心配」という方もいると思います。そこでこの記事では、『いつから子どもにたらこや明太子を食べさせてもいいのか』『初めて食べさせるときに注意すべきポイント』についてまとめています。

最後には親子でおいしく食べられるたらこを使ったレシピを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

子どもが「たらこ」を食べられるのは3歳から

食品安全委員会の資料によると、”妊婦及び3歳未満の子供並びに高齢者や免疫が低下している者については、生魚や加熱不十分な魚及びくん製は食べないこと。”と書いてあります。

妊婦及び3歳未満の子供並びに高齢者や免疫が低下している者については、生魚や加熱不十分な魚及びくん製は食べないこと。

引用:内閣府 食品安全委員会「フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、水産物を食べることについて勧告及び提言を発表」

つまり生のたらこは3歳を過ぎてからあげるのが安心です。

理由としては下記の通り。

  • 3歳未満の子どもは胃腸が未発達
  • タンパク質をうまく消化できない状態ではアレルギー反応を起こしやすい
  • 塩分や添加物が多く使われている

栄養満点のたらこですが、3歳未満の子どもは特に【魚卵による食品アレルギー】【添加物アレルギー】が心配です。

もろもろのリスクを考えると、たらこは3歳以上になってからならアレルギーや食中毒のリスクを下げることができると言えます。

子どもが「明太子」を食べられるのは4歳から

たらこよりも唐辛子などの刺激が強い明太子は「4歳以上」がベター。のどや胃の粘膜に負担がかかってしまうため、加熱処理をしたとしても4歳を過ぎてからが安心です。

たらこ 明太子
1歳 ×
2歳 ×
3歳 ×
4歳

明太子は子どもによっては刺激が強すぎる場合があるので、辛さそのものへの抵抗も見てあげてくださいね。

子どもが「たらこ」「明太子」を食べるときに注意すべきこと

たらこや明太子をはじめて子どもに食べさせるときは細心の注意が必要です。赤ちゃんの離乳食と同じようにちょっとずつ進めながら以下の3つのポイントに注意してみてください。

しっかり加熱処理をする

もし3歳未満の子に生のたらこを与える場合は、しっかりと加熱処理を行いましょう。加熱処理をしたたらこであれば、1〜2歳から食べられます。

電子レンジの場合…

  1. たらこ破裂防止のために、
    爪楊枝で数ヶ所穴を開けておく
  2. ラップでふんわりと包む
  3. 500wで1分加熱、
    ひっくり返してさらに1分間加熱

焼き目はつかないものの、
急ぎで仕上げるときは電子レンジが便利ですよ。

フライパンの場合…

  1. フライパンにクッキングシートを敷く
  2. たらこを乗せて中火で3分間焼く
  3. ひっくり返してさらに3分片面を焼く

オーブントースターの場合…

  1. アルミホイルを敷いた上にたらこを乗せて5分焼く
  2. ひっくり返してさらに5分焼く

トースターを使うと焼け加減の調整がしやすいです。

たらこや明太子の塩分が気になったら塩抜きを

塩分が気になる場合は調理前にしっかりと「塩抜き」をしておきましょう。塩抜きの方法はとっても簡単なので、ぜひこの際に覚えていってくださいね。

【たらこ・明太子の塩抜きの方法】

  1. たらこや明太子をそのまま氷水に15〜30分つける
  2. つけ終わったらキッチンペーパーで水気を拭きとる

たったこれだけで塩分が約30%減ります。

ちなみに、たらこ1本(約25g)には塩分が1.2gほど含まれています。子どもの1日の適切な塩分量をみてみると…

1日の適切な塩分量
乳児(生後6~11ヶ月) 1.5g
1〜2歳 3g未満
3〜5歳 4g

となっているため、
塩抜きをしてなるべく塩分摂取量を抑えてあげるといいですね。

小児科が空いている時間に

これはたらこや明太子に限らず言えることですが、初めて与える食材は【平日の午前中】に食べさせることをおすすめします。

なぜなら、アレルギー症状が出たとしてもすぐに病院で診てもらえるから。夜や休日に初めてのものを食べて症状が出た場合、対応可能な医療機関は限られてきます。

そのため初めて食べさせるときは、かかりつけを受診しやすい【平日の午前中】がおすすめです。保育園や幼稚園へ通われている場合は園の先生方にも伝えておくと安心ですね。

こんな症状が出たらすぐに病院へ

もし、たらこを食べた後に「蕁麻疹」「かゆみ」「湿疹」「むくみ」が出てきた場合は要注意。すぐに病院を受診しましょう。

そのほか、「目のかゆみや充血」「咳」「鼻水」「嘔吐」「下痢」などいつもと違った様子が急に見られた場合もすぐに病院を受診してください。

たらこを食べさせてから1時間くらいは、子どもの身体やお腹に変化がないかよく観察するようにしましょう。食後しばらく経ってから、子どもの口の中をチェックするのも良いですよ。

たらこを使った子どもに人気のアレンジレシピ

子どもも大人も喜ぶ、たらこのアレンジ料理を紹介します。朝ご飯やお昼ご飯にもぴったり!家族みんなでたらこ料理を楽しんでくださいね。

焼きたらこおにぎり


出典:Rakutenレシピ

朝ご飯やお弁当にもおすすめの1品。子どもが好きなスライスチーズや青のりを入れるのがポイント。大人用にはシソを入れてもおいしいですよ。

★詳しいレシピはこちら(Rakutenレシピ)

和風たらこバターにんじん


出典:Nadia
お出汁の香りとたらこバターの最強コンビ。人参の甘みが引き立ってお弁当の彩りにもぴったり。たらこを明太子に代えるとおつまみにもなりますよ。冷蔵で3日保存できるので作り置きにも便利な1品です。

★詳しいレシピはこちら(Nadia)

たらこ焼き飯


出典:レタスクラブ

ワンプレートで栄養たっぷりのたらこチャーハン。たらこは薄皮を除かず、そのまま加えるのがポイント!形が残るように、木べらで粗くほぐして炒めると、たらこのおいしさをより楽しめます。

★詳しいレシピはこちら(レタスクラブ)

まとめ

高タンパクで脳の発達にも良いと言われるDHA、EPAがたっぷりのたらこ。大人だけでなく子どもたちにも積極的に食べてほしい食材の一つです。

  • 3歳になるまでは、生のたらこはしっかりと加熱をする
  • 生のたらこ3歳を過ぎてから
  • 生の明太子は4歳を過ぎてから

この3つのポイントを気をつけながら、アレルギーを起こさないよう少しずつ食べさせてみてくださいね。

ちかえフーズの明太子は「料亭 稚加榮」にも卸しているトップクラスの味です。他のメーカーに比べると辛さは控えめでかつおぶしと昆布の旨みをベースとした味付けになっています。

料理のアレンジも無限大で栄養豊富なたらこ・明太子を家族みんなで楽しみましょう!

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP